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心にしみる一言(333) 壮大な樹冠でよく整った樹容を誇り、まさに日本一

加茂の大クス

◇一言◇
 壮大な樹冠でよく整った樹容を誇り、まさに日本一

◇本文◇
 徳島県東みよし町に、「加茂の大クス」がある。国指定特別天然記念物のクスノキで、2015年に訪ねてみた。
 吉野川から近い平地に立つ。周辺は一応、公園化されていているが、トイレだけがある広い空間になっているので、なお一層目立った。
 説明板によると、樹齢は1000年以上。根周り20メートル、高さ25メートル、東西46メートル、南北40メートル。支柱が何本も取り付けてあるが、樹勢は衰えていない。
 説明版にあったのが、取り上げた言葉だった。こんもりした形で見ばえがいいので、威圧感よりも親しみを感じ、書かれた言葉にうなずいた。
 説明版にあった次の言葉が気になった。「昭和40年以降、様々な保護対策が施され。現在も樹勢は旺盛である」
 そこで家に帰って、東みよし町の大クスに関する説明をインターネットで読んでみた。「周辺の宅地や農地開発の影響により樹勢が低下。落雷や風雨により、大枝の欠損(最大時には南北に70メートル)もあり、保護対策が必要となりました。1970年頃から、町や地域住民による保護がスタート。周辺の農地を公園化し、痛んだ部分を補修するなどの対策が講じられました。その結果樹勢が回復し、すばらしい枝張りや葉の繁茂が復活しました」。長い年月をかけての対策のおかげで、「日本一」の大クスを見ることができたのだと、改めて地域の人たちの努力に感謝した。(梶川伸)2021.

更新日時 2021/09/18


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