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子育てワンポイントアドバイス⑫

 子どもの口応えや言い訳にイライラする――

 言葉を覚えるにしたがって、子どもは言い訳や口答えをするようになる。それも成長のあかしだと理解はしていても、聞くたびにストレスがたまって仕方ない。口だけ達者になっているのはウチの子だけなのだろうか?

 池田市で地域ボランティアとして活動する木田弘子さんは、「お母さん自身が理屈っぽくなっていないか考えてみてほしい」と話す。子どもに対して一から十まで説明してしまい、子どもが自ら考える機会を奪っているかもしれない。

「親が全部やってあげなければいけない時期は確かにあります。でも子どもは日ごとに成長し、変化する。親も対処もまた子どもの成長に合わせて変えていかなくてはいけません」

 具体的には一時的に干渉せずにいること。どんなに時間がかかってもひとりで着替えをさせる▽自分で片付けるまで何も言わない、しない▽叱る時は「何が悪かったと思う?」と自分で考えさせる、など。

「子は親の鏡。子どもの何かが気に入らない時、それはお母さん自身にも当てはまることが多いのです」

 イライラしたらまず深呼吸。そして自分を振り返ってみよう。(早川方子)

【木田弘子さん】池田市在住。子育てサークル「ロケットキッズ」でボランティアのベテラン保育士として活動
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第16号(2011年3月31日)

更新日時 2011/03/30


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