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子育てワンポイントアドバイス⑭

◆子どもに菓子を与える年配者

 市販の菓子には砂糖や着色料などが多く含まれていることがあるので、大抵のお母さんは子どもにはできるだけ食べさせたくないと思っている。中には「食べていいのは酢昆布だけ」と、徹底して砂糖を食べさせないお母さんもいるとか。こんなお母さんたちにとっての悩みは、会うたびに子どもに菓子を与えるおじいちゃんやおばあちゃん、近所のおばちゃんたちだ。どう断ればいいのだろうか。

 さくらづか保育園の村上美香・副園長は個人的な意見、と前置きしながらも、「少しくらいなら大目に見てもいいのでは」という。年配者にとっては子どもに菓子を与えるのはコミュニケーションのひとつなので、大量でなければ神経質になることもない。チョコレートなど、小さな子どもには刺激的だと思った場合は、とりあえず礼を言いつつお母さんが受け取るなどして対応しよう。

 むしろ「甘いものは食べた後こそが大事」と話す。家にいるときなら食後は必ず歯磨きをさせる。外出中ならお茶や水で口の中をきれいにする習慣を身につけさせることが肝心だ。
 あまりに徹底して砂糖断ちさせていると、反動のため親の目が届かない時に過剰摂取する恐れもある。甘い物を遠ざけるより、甘い物との付き合い方を教えてみては。
 
        (早川方子)

【さくらづか保育園】豊中市中桜塚2丁目9-24。給食の試食会を開くなど食育にも力を入れている
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第23号(2011年6月9日)

更新日時 2011/06/07


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