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寺の花ものがたり(176) 唐招提寺(奈良市)萩=9月中旬~10月上旬

2017年10月9日撮影

 唐招提寺は境内が広いので、季節ごとの花がある。友人に誘われて、奈良県大和郡山市の演奏会を聴きに行った際、奈良市西ノ京に寄った。唐招提寺に案内するためだった。
 本堂、講堂で仏像を見て、境内を回る。時期が遅かったが、まだ萩が少し残ってい。9月下旬が1番いいのだろう。
 いたる所に萩はある。特に多いのは、鑑真の廟や開山堂の周辺だった。廟の道には土塀があり、苔が蒸している。それらとの組み合わせがいい。
 この寺で、萩を特に取り上げる必要はないかもしれない。ただ、有名な寺ではあるが、参拝客はそれほど多くはない。だからゆっくりと歩いて、ゆっくりと見て、ゆっくりと昔話をして、秋の良い時間を持つには良い寺だったかもしれない。

◇唐招提寺(どうしょうだいじ)◇
 奈良市五条町13−46。近鉄橿原線西ノ京駅から徒歩15分。0742-33-7900。本尊は廬舎那仏(るしゃなぶつ)。開基は中国・唐から渡ってきた鑑真。晩年をここで過ごした。「寺の花ものがたり」112回で、蓮を取り上げた。参拝は有料。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。2018.08.28

更新日時 2018/08/28


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