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寺の花ものがたり(159) 常徳寺(京都市北区)牡丹=4月下旬~5月上旬

2016年4月24日撮影

 息子が京都市・上賀茂神社から歩いて行ける場所に住んでいることもあり、京都市・北山や北大路周辺はウロウロすることがある。小さな寺の前を通った時に、山門の奥に鮮やかな色を見たので、ちょっとのぞいてみた。
 観光の寺ではないので、人は見かけなかった。鮮やかな色は牡丹(ぼたん)だった。本堂の前に、堂を囲むように咲いていた。本堂は小さいので、牡丹も数は多くない。背も低い。色は濃いピンク、淡いピンク、赤紫。訪ねた時はちょうど良い時期で、たくさんの派手な大きな花をつけていたが、株の数が多くないので、本堂の添え物ような奥ゆかしを保っていた。

◇常徳寺(じょうとくじ)◇ 京都市北区紫竹東栗栖町28。京都市営地下鉄北大路駅から徒歩20分。075-491-6480。平安時代、船岡山の南西に知足院が建立され、それが寺の前身とされる。いったん廃絶し、江戸時代の1628年に日奥を開基とする。本尊は十界曼荼羅。境内自由。
(梶川伸)2018.04.14

更新日時 2018/04/14


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