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寺の花ものがたり(112) 唐招提寺(奈良市)蓮=6月中旬~9月初旬

2005年8月5日撮影

 奈良市の近鉄・西ノ京駅で降り、薬師寺から唐招提寺(とうしょうだいじ)を巡るののが、奈良でも代表的な参拝コースになっている。
 唐招提寺の境内の蓮(はす)には、2つのタイプがある。1つは鉢に植えた蓮。全体では100前後の鉢がある。見ごろは6月中旬から7月下旬。本坊と休憩所の周辺にあったが、訪ねたのは8月初めで、ちょっと時期が遅かった。
 もう1つは池に咲いている蓮。戒壇の前の池がメーンで、ピンクと白の花が、参拝者に涼しさを送ってくる。見ごろは7月中旬から9月初旬と長い。
 唐招提寺蓮(赤・八重)、唐招提寺青蓮(白・一重)、奈良蓮(赤・半八重)など、この寺に「ふさわしい名前がついた蓮がある。鑑真(がんじん)に思いをはせながら、しばし眺める。

◇唐招提寺(とうしょうだいじ)◇
 奈良市五条町13−46。近鉄橿原線西ノ京えきから徒歩15分。0742-33-7900。本尊は廬舎那仏(るしゃなぶつ)。開基は中国・唐から渡ってきた鑑真で、晩年をここで過ごした。奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える。参拝は有料。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。2017.07.08

更新日時 2017/07/08


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