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寺の花ものがたり(106)正俊寺(大阪府枚方市)紫陽花=6月下旬~7月上旬

2008年6月11日撮影

 境内の参道はそう長くはないのだが、モミジのトンネルとなっていて、秋はきれいだろうと思わせる。参道にミニ88カ所が設けてある。石仏の多い寺だ。大きな寝釈迦の像もあった。
 紫陽花(あじさい)は遊行苑という庭に植えてある。6月10日~7月30日が公開期間と定められていた。あじさいの時期には、入場料が必要となる。
 紫陽花はは数が多い。しかも密集しているから、紫陽花に包まれての歩いている気分になる。石仏がたくさん間に置いてあり、それとの組み合わせがいい。訪ねた時はまだ咲き始めだった。種類はそう多いわけではない。
 本堂の前に小さな門がある。初代大坂奉行、久貝正俊は長尾の再開発を行っている最中に病没、息子の正男が亡父の供養のための建てた寺らしい。本堂前の庭は何やかやと植えてある。墓地のそばには、数は少ないが、ハナショウブが植えてあった。

◇正俊寺(しょうしゅんじ)◇
 大阪府枚方市長尾宮前2-2-1。JR長尾駅から徒歩5分。072-858-8222。江戸時代の慶安4(1651)年、河内領主、久貝因幡守正世が父である因幡守正俊を弔う為に菩提寺として創建した寺。本尊の木造釈迦如来像は黒仏と言われ、石造「十三重の塔」と共に、鎌倉時代の優れた文化財として知られている。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください2017.05.25

更新日時 2017/05/25


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