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寺の花ものがたり(102)応聖寺(兵庫県福崎町)石斛=5月下旬~6月上旬

2005年6月5日撮影

 応聖寺は関西花の寺25霊場の1つで、沙羅(さら=夏つばき)の寺として知られれう。時期は6月中旬から7月上旬で、訪ねた時は少し早かった。その代わり、石斛(せっこく)が迎えてくれた。
 門の前に池があり、睡蓮(すいれん)が咲いていた。山門のところに入山料を入れる箱が置いてある。有料の庭園に入ると、セッコクは木にまとわりつき、白い花びらを伸ばしている。中に少し紅をさしたようなごく淡いピンクのものも混じる。石灯籠についたものもあった。前住職が丹精込めたと、奥さんが語った。
 春から花は途切れることがない。水仙、雪柳、山茱萸(さんしゅゆ)、桜、石楠花(しゃくなげ)、藤、皐月(さつき)、石斛、睡蓮、沙羅と続く。沙羅は間もなくで、小さなつぼみをたくさんつけていた。石斛は沙羅が咲き始めるころまで咲くという。

◇応聖寺(おうしょうじ)◇
 兵庫県神崎郡福崎町高岡1912。0790-22-1077。JR播但線福崎駅からタクシーで10分。入山、庭園は有料。本尊は聖観音と薬師如来。、白雉年間(650年ごろ)に天笠の高僧、法道仙人によって開基されたと伝わる。関西花の寺8番霊場。沙羅は約200本ある。(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。2017.04.25

更新日時 2017/04/25


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