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寺の花ものがたり(100)岡寺(奈良県明日香村)石楠花=4月中旬~5月上旬

2005年4月26日撮影

 岡寺は西国観音巡りの霊場で、参拝客も多い。山の起伏を利用した境内を持ち、自然の中の花を楽しむ寺でもある。春は桜の名残が花吹雪となるころ、石楠花(しゃくなげ)が咲き始める。
 約3000株が境内を覆う。「石楠花の道」があり、道の両側の斜面が一面の石楠花となり、その間を歩いて行く。淡いピンクが優しい花がほとんどで、ゴールデンウイークまで楽しめる。石楠花のほかに山吹、牡丹(ぼたん)、著莪(しゃが)も咲き誇り、春の楽しさが満ちて、浮き浮きしてくる。

◇岡寺(おかでら)◇
 奈良県高市郡明日香村岡806 0744-54-2007。橿原神宮前駅からバスで30分。正式には龍蓋寺という。本尊は如意輪観音で、日本最大の塑像。法相宗の祖である義淵(ぎえん)僧正が草壁皇子(くさかべのおうじ)の岡宮を与えられ、寺としたのが始まりされる。西国第七番霊場。

更新日時 2017/04/09


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