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寺の花ものがたり(99) 子安地蔵寺(和歌山県橋本市)藤=4月下旬~5月上旬

2004年4月25日撮影

 南海御幸辻駅から30分ほど歩いて寺に行った。狭い道に車が列を作り、寺の前は臨時の駐車場ができていて、車がズラリを止まっていた。
 藤にあふれた寺だった。入った所がすぐに藤棚になている。紫とピンクの花の房。八重の花もあるが、はなびらが縮れていて、あまりなじめない。房は長いもの、それほど長くはないものが入り混じっている。
 小さな池があり、そのそばが藤棚。その横の石段を上ると、小さな本堂がある。その前に石仏が固められていて、そこにも棚なっていた。左手に白い藤。左手から回っていくと、そこにも藤棚がある。太陽をあびて藤のすだれが色鮮やかだった。

◇子安地蔵寺(こやすじぞうじ)◇
 和歌山県橋本市菖蒲谷94。0736-32-1774。天平9(737)年、行基の建立と伝えられている。本尊は地蔵菩薩で、安産や子育てに霊験あらたかであるというということから、子安地蔵と呼ばれている。関西花の寺の第24番で、「藤の寺」として知られている。藤は8種類20数本。入山有料。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。2017.04.04

更新日時 2017/04/07


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