高校野球メモリアルパークのレリーフの制作者らがパークを視察
豊中市玉井町、高校野球メモリアルパークを6月17日、パークに設置しているレリーフの制作者、田村務さん(堺市)や日本高等学校野球連盟の田名部和裕理事、朝日新聞社高校野球総合センターの横山岳事務局長らが訪れた。パークは「高校野球発祥の地」であることをPRするもので、豊中市は10月から再整備工事を行うことにしているため、それを前にした訪問だった。
全国高等学校野球選手権大会、いわゆる夏の全国高校野球大会は1015年にかつての豊中グラウンドで開かれた。パークには豊中グラウンドをイメージした赤レンガの塀があり、第1回大会始球式をデザインしたレリーフがはめ込まれている。
視 察した田村さんは「高校野球が発展するように願いを込めて制作したレリーフを、再整備後の高校野球メモリアルパークでも多くの人に見ていただけたらうれしい」と話していた。
パークは1988年の第70回大会を記念して、豊中グラウンドがあった場所のすぐ近くに、市が高野連、朝日新聞社の協力で整備した。2018年には第100回大会を迎えることから、それを契機に市がパークを拡張再整備する。当時のグラウンドをイメージしたレンガの壁を新しく設置しレリーフを付け替えるほか、歴代の優勝・準優勝校の名前を刻んだ銘板を掲示したモニュメントなどを設置する。
工事予定期間は2017年2月末まで。面積は現在の114平方メートルから約4倍の445平方メートルに拡張する。
レリーフの制作者である田村さんは、梅光学院大学(山口県下関市)の特任教授で、公共の文化施設などの企画を行うアートプロデューサー兼彫刻家でもある。これまでに大会の優勝メダルや盾を制作しているほか、豊中市内にある全国高校ラグビー大会80回記念モニュメントを制作するなど豊中市とも関わりが深い。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.06.18
更新日時 2016/06/18