このエントリーをはてなブックマークに追加

ニカラグアへ派遣される内藤康裕さんが出発を報告

ニカラグアでの豊富を語る内藤さん

 国際協力機構(JICA)からニカラグアへ派遣され、リバス県にあるNGO「ロス・ピピートス」のリバス支部で、障害者やその家族を対象にリハビリ治療やカウンセリングなどを行う理学療法士の内藤康裕さん(豊中市清風荘)が6月23日、豊中市役所を訪問
し、淺利敬一郎市長に出発の報告を行った。内藤さんは「自分に何ができるかを考えながら、住民のサポートを最優先に活動していきたい」と話した。
リバス県はニカラグアの南西部に位置する。配属先の支部は、脳性まひやダウン症、自閉症などさまざまな障害者を支援するため、2004年に設立され、0歳から25歳までの150人とその家族を対象に活動。理学療法士が、通所してくる障害者にリハビリ治療や自立支援、 家族へのカウンセリングをしている。また、家庭訪問によるリハビリ治療や、家族が自宅でできるリハビリ治療の指導も行っている。しかし理学療法士の技術や知識は十分とは言えず、新しい知識の習得や質の向上が求められることから、ニカラグアから要請があり、内藤さんが派遣されることとなった。
内藤さんは31歳で理学療法士の資格を取得し、吹田市の肢体不自由児の通園施設で10間勤務。その後は自宅で鍼灸整骨院を開業するが、国際ボランティアに関心があったことと、今回参加することを決意した。
 市役所を訪れた内藤さんは任務や準備の状況などを淺利市長に報告。淺利市長は「健康と安全には十分気を付けてください。日本で得た知識を生かし、現地で活躍されることを期待しています」と話した。内藤さんは7月4日に現地へ出発し、2年間の任務に就く。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.06.26













更新日時 2016/06/26


関連地図情報