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1921年に豊中運動場で撮影したバンクーバーの日系人野球チームの写真

嶋さんから送られてきた写真

 マチゴト豊中・池田ニュースの「豊中運動場100年」の記事を読んだ東京都練馬区の嶋洋文さんから、豊中運動場で撮影したバンクーバーの日系人野球チームの貴重な写真が、マチゴトにメールで送られてきた。
 嶋さんによると、1921年にカナダからバンクーバー朝日野球チームが初来日した。写真はその際に豊中運動場で撮影されたという。。
 このチームは1914年に日系人によって創設され、1941年に太平洋戦争勃発で解散した。2003年にカナダ野球殿堂入りをし、2005年にはブリティッシュコロンビア(BC)州スポーツ殿堂入りを果たした。
 解散から殿堂入りまで60年あまりをを経過したため、、殿堂入り記念メダルを受け取るべき74人の選手のうち、27人ほどが見つからない状況で、選手の家族がその行方を捜し始めたという。
 嶋さんのおじ、嶋正一さんはチームの初代1累手だったので、嶋さんも連絡の取れない初期選手探しを続けた。その結果、写真の右から3人目に写っているジョージ伊賀さんの孫を見つけ出し、メダルを渡したそうだ。これで未渡しのメダルは6人分になった、と嶋さんのメールにあった。その経緯は、カナダ日系人会月刊誌の2017年11月号に掲載された。嶋さんはメールのしめくくりに、「歴史の一コマとして、ぜひとも上経緯を知っておいてほしい」と書いている。(梶川伸)2018.01.02

更新日時 2018/01/02


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