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豊中市の高校野球メモリアルパークを再整備

締結書を手にする3人

豊中市と、日本高等学校野球連盟(八田英二会長)、朝日新聞社(渡辺雅隆社長)が豊中市役所市で3月1日、高校野球発祥の地を顕彰する高校野球メモリアルパーク(豊中市玉井町)の再整備工事に関する覚書を締結した。淺利敬一郎豊中市長は「高校野球発祥の地として、高校野球メモリアルパークを市民の誇りとしていきたい」と話した。
 工事は2016年10月から17年2月末まで。面積は現在の約44に拡張する。再整備計画には地域住民の意見も反映され、夏の全国高校野球選手権大会の歴代優勝校名を掲載した壁や、内野のダイヤモンドをデザインした記念撮影スポットなどを設置することなどが盛り込まれている。
同パークは、全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の全国高校野球大会が1915(大
正4)年に開催されたかつての豊中グラウンドがあった場所のすぐ近くにある。1988年に、第70回大会を記念して、高野連、朝日新聞社と豊中市が協力して整備した。面積は114平方メートルで、豊中グラウンドをイメージした赤レンガ の塀に、第1回大会始球式のレリーフがはめ込まれ、出場校10校の名前なども掲 載されている。
 2015年に大会は100周年を迎え、2018年には100回大会を迎えることから、豊中市が「高校野球発祥の地」であることを市内外の人に広くPRしようと、パークを拡張再整備することとなった。再整備計画には、地域住民とワークショップを重ねて検討してきた意見が反映されている。
 パークの西エリアには、豊中グラウンドの門柱を再現したメインエントランスを整備するほか、バットの原料であるアオダモの木を植栽、豊中グラウンドの解説板や平面図を設置。東エリアには、歴代優勝校名を掲載した壁や、ダイヤモンドの縮小版を舗装で表現した撮影スポットを設ける。再整備後の面積は、445平方メートルに拡張される。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.03.02
平成28年3月1日 豊中市取材メモ
写真1:後藤尚雄代表(写真左)と八田英二会長(写真中央)、淺利豊中市長が
握手を交わした
写真2:締結書を持つ後藤尚雄代表(写真左)と八田英二会長(写真中央)、淺
利豊中市長

更新日時 2016/03/02


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