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編集長のズボラ料理① 豆腐の野沢菜ピカタ

豆腐の野沢菜ピカタ。おかずにも、酒のあてにもどうぞ

 豊中市の桜塚商店街を歩いていて、NHKの朝の連続ドラマ「てっぱん」をアピールする掲示を、いくつかの店で見かけた。店の人に話を聞くと、商店街に接する原田神社がロケ地になったそうだ。
 物語の舞台が豊中というわけではなく、撮影場所として使われたらしい。「神社入り口の石柱のあたりから、境内と商店街に向けて、カメラを回していた。商店街の人も、通行人などで写っているはず。ドラマに登場するのは1回だろうが、いつ放映されるのかわからないので、目を凝らして見ていないと」と、店の主人が目を見開いて、楽しそうに話していた。
 神社の入り口に近い豆腐屋にも、番組の案内が張ってあった。その店で豆腐を1丁買った。スーパーで買うと、平たい豆腐が多いのだが、この店の豆腐は立方体に近い。それが何となくうれしい。
しかも、値段はどこにも表示していない。きっと、近くの常連客ばかりなので、その必要はないのだろう。多分150円だと思ったが、店の人と話しながら1000円札でおつりをもらい、そのまま財布に入れたので、定かではない。
 豆腐を水切りする。それを適当な厚みの短冊型に切る。生卵に野沢菜とネギのみじん切りを入れ、よくかき混ぜる。この中に豆腐を入れ、衣代わりにしてからめる。
フライパンでバターを溶き、豆腐を並べて両面を焼き、ソテーにする。卵の衣はからまりにくいので、焼いている最中に残りを上から流し入れ、卵が固まってきたら、適当に切るのが賢いやり方だと思う。最後に少ししょうゆをたらし、こうばしさを出す。
 水切りさえしておけば、すぐにできるズボラ料理で、何といっても、豆腐は安いのがありがたい。野沢菜の代わりに高菜でも良い。(梶川伸)
=地域密着新聞「マチゴト 豊中・池田」の第6号(10月7日発行)から、「ズボラ料理」のタイトルで掲載します。掲載は「能勢街道をゆく」と1回交代です。なお、ウェブですでに紹介した「ズボラ料理」も順次、地域密着新聞に掲載していく予定です
=地域密着ウェブ「マチゴト豊中・池田ニュース」第6号(2010年10月1日)

更新日時 2010/10/07


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