このエントリーをはてなブックマークに追加

編集長のズボラ料理(840) 肉みそネギトースト

ネギ多めがお薦め

 遍路仲間が1月に1度のペースで集まると、土産物の交換会になることがある。前回の集まり以降に、遊びに出かけると、みんなのために名物を買ってくるのだ。
 僕はいつももらうばかりで、得をしている。そこで、必ず言うことがある。「出世払いでお願いします」。でも、ええ年なので、出世の見込みは皆無といっていい
 プレゼント交換には、原点がある。遍路の行くと、四国の人にもてなし受ける。これを「お接接待」という。いただくのは、食べ物が多い。私が先達(案内人)をしていたバス遍路旅も、大いにその影響を受けた。
 遍路旅は1カ月に1度、1泊2日で出かけた。基本的に、同じメンバーで1年ほどかけて88の霊場を回る。だから、最初は知らない者同士でも、やがて打ち解けてゆく。しかも、良い遍路道は歩くという旅だから、しんどい分、仲間意識が生まれる。するとどうなるか。
 メンバー同士でお接待が始まる。それがエスカレートし、大阪市・梅田でバスに乗ると、しばらくにぎやかな時間となる。前回の遍路以降、遊びに行った所の土産や住んでいる場所の名物、手作りものなどを、「お接待」と言ってもみんなに回す。その数が多いので、行きあたるのに時間がかかる。これが常態化し、「お参りより接待」となり、月1遍路仲間の集まりにも引き継がれた感がある。
 メンバーの1人に、料理名人がいて、手作りの食べ物を配ることがある。前回は肉みそだった。みそ、ミンチ、シシトウ、レンコンゴマなどを使っていて、これがなかなかいける。うれしい限りだが、問題は量の多さ。しかも、「防腐剤は使っていないので、お早めに」と言う。
 オーソドックスにご飯のお友にした。それでは使用リミットに追いつかない。そこで、キュウリにつける▽はんぺんの乗せて焼く▽肉みそとトマトのチーズトースト▽切り干し大根の肉みそマヨネーズ▽目玉焼き・肉みそトースト▽肉みそ乗せカブ蒸し▽肉みそパスタ▽レンコンの肉みそはさみ揚げ▽肉みそオクラ焼き▽肉みそ焼き飯▽肉みそ白ネギ焼き▽肉みそ▽肉みそベーコントースト▽肉みそツナトースト▽肉みそおじや▽肉みそ焼きナス▽肉みそカリフラワーのフライ。
 その中の1つ、肉みそネギトースト。食パンにバターを塗る。ネギを細かく切って大量にパンに乗せ、肉みそも小さくして散らして置く。しょうゆを垂らし、バージンオリーブオイルをかけて、トースターで焼く。
 防腐剤なしなのでタイムリミットが近づく。完食目指して懸命に食べている。すると、仲間の1人が言った。「冷凍したよ」。なるほど。(梶川伸)2025.11,28
 

更新日時 2025/11/28


関連リンク