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夫婦で楽しむWの子育て(36)

◆そのセリフは、不幸への入り口?
 先日、ある女性起業家の講演を聞きました。その方は、「人生はSTORY、自分の思い描いた通りになる」という話をされていました。ドキッとしたのがその次です。「ストーリーのカギを握っているのはセリフです」。ハッピーエンドの物語には幸せになるためのセリフが、不幸になる物語には不幸になるためのセリフがあるというのです。
 では、私が今日、夫や子どもに発したひと言は、幸せになるためのセリフだろうか。それとも、不幸になるためのセリフだろうか……。子どもが産まれると、つい「自分の方が大変」「私(俺)の方ががんばっている」と、自分のしんどさを言葉や態度で表しがち。そして、なんでわかってくれないの、私はこんなにやっているのに……なんて思ってしまう。だけど、思い描く未来が「家族の笑顔」や「夫婦が仲良くいること」であるなら。不機嫌になっている場合ではないのです。幸せになるためにはどんなセリフが必要でしょうか。セリフ、衣装、舞台、小道具、登場人物……。幸せな物語は自分で設定できる。帰ってきたくなる家を整えることも、おいしいご飯を作ることも、すべてSTORYを作る重要な要素なのだと気づきました。
【椹(さわらぎ)寛子さん】
豊中市在住のライターでコピーライター。4歳と1歳児の母。桂幹人さんとの共著に「だから、あんたは不幸やねん~見方を変えれば、人生は逆転する」(日中言語文化出版社)がある。http://ameblo.jp/mamawriter/
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第58号(2013年12月12日)

更新日時 2013/12/13


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