少年野球⑤ 中豊島イーグルス
中豊島イーグルスは豊中市立中豊島小学校を拠点にして、40年前にできた。部員は39人。学年ごとに保護者が4、5人ずつコーチや世話人を務める。コーチにはOBの保護者も10人ほどいる。
イーグルスの特徴は部員の保護者が監督を務めていることだ。今年の監督は会社員の古田和宏さんで、昨年九州から豊中へ引っ越してきた。息子で6年生の隆悟君はチームで野手をしている。OBの保護者で27年間にわたりチームの代表をしている鵜川明生さんから「子どもとの生活にどっぷりつかれるのは小学生時代まで」と言われ、野球の素人ながら監督に挑戦することになった。鵜川さんは「お父さんやお母さんと休日を一緒に過ごすこと、暑い中、寒い中を走ったりボールを追いかけたりする経験は、試合の勝ち負けよりも大きな財産になると思う」と話している。
練習は、土曜、日曜、祝日で、雨が降らない限り休日はない。それでも子どもたちは「嫌だと思ったことはない」と口を揃える。6年生でピッチャーの橋本拓人くんは「守備連係がうまくいったり、ホームランを打ったりした時が最高」と、野球の面白さを話した。(早川方子)=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」44号(2012.10.11)
更新日時 2012/10/13