子育てワンポイントアドバイス② 泣きやまない時は
「赤ちゃんが毎日泣き続けて一向に泣きやまない」
豊中市すこやかプラザ・子育て支援センター「ほっぺ」に電話がかかってきた。とりあえず、地域支援保育士が相談者の元へ家庭訪問し、お母さんから話を聞いていると、問題の赤ちゃんはすぐにスヤスヤと寝てしまったという。
「相談相手が現れたことでお母さんの緊張が緩み、それが赤ちゃんにも伝わったのでしょう」と保育士は話す。
赤ちゃんにとっては泣くことが“言葉”。「お腹が空いた」「オムツが濡れた」「抱っこして」と泣いて伝える。周囲は泣いている理由を見つけて対処するのだが、理由が見つかりにくいこともある。その時に、早く泣き止ませようと焦ってしまうと、赤ちゃんはそれを感じ取ってますます激しく泣いてしまうのだ。
そんな時には、まずお母さんがリラックスすること。外に出て散歩をしたり、家族の他の人に抱っこを代わってもらったりして気分転換をしてみる。そして赤ちゃんには「ママはここにいるよ」と声をかける。言葉の意味はわからなくても、赤ちゃんに話しかけることは大切だ。
「大人がゆったりと関わることで、赤ちゃんの気持ちを安心させてあげましょう」(早川方子)
【ほっぺ】豊中市岡上の町2-1-15、保育士のほか看護師もいる。プレイルームの利用は、月~土、9時~17時15分。育児に関する電話相談は06-6852-5526。
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第2号(2010年8月12日)
更新日時 2010/08/10