自然で遊ぼう⑫ 満月生活はじめませんか?
今年の中秋の名月は、9月30日です。この「中秋」という言葉は、旧暦の秋の真ん中を表しています。旧暦とは明治5年まで日本で使われていたカレンダー。ガイドをやっていると日本の季節感にピッタリはまります。旧暦では、1、2、3月が春。4、5、6月が夏。7、8、9月が秋。10、11、12月が冬となっています。この秋の真ん中の日が8月15日で、その日の満月が美しいことからお月見をしています。今はそれを新暦に直して、月を楽しみます。
さて、月は今も私たちの体に大きな影響を与えていると言われています。昔の人たちは、満月の時には葉物や果物を収穫し、新月の時には根菜を収穫していました。月の満ち欠けに合わせ収穫することで、その食材の持つ力を最大限発揮し、保存ができると言われていたからです。
そんなことを考えながら、月を見る生活を始めてみませんか?
【木村太郎さん】株式会社EGGS代表。さつきやま森の幼稚園園長。池田市在住。五月山での様々な自然体験などを提供。子どもも大人も自然にもっと触れてもらいたいと活動中。
更新日時 2012/09/13