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編集長のズボラ料理(635) ソーセージのみそ漬け焼き

焦げすぎないように注意

 僕が料理を作ると、酒のあて、ビールのつまみといった居酒屋メニューになってしまう。酒類を飲まない家族からは、あまり評判がよろしくない。
 もともと僕のレパートリーが少ないから、外部情報に頼ることになる。以前は行きつけの医者がそうだった。医者に聞くのではない。医院の待合室にオレンジページが置いてあって、料理の記事を見るのが、医者通いの主目的だった、ところが新型コロナウイルスのせいで、患者が何人も手にする雑誌は、置かなくなってしまった。コロナは、何ということをしてくれるのだ。
 そうなると、店で食べた料理が、参考にする唯一のものとなる。フランス料理店や料亭には縁がないので行かない。サイゼリアはイタリア料理ともいえるが、デカンタの安いワインを飲むのが目的だから、料理には関心がない。
 遍路仲間の集まりは毎回、新大阪駅近くのリーゾナブルな中華料理店「小麦ランド」で、ここは作ってみたくなる料理がいくつもあった。ただし、作れるかどうかは別。その店もコロナのせいで、閉店に追い込まれた。コラナは何ちゅうことをしてくれるにだ。
 かくして、料理の情報源はい雑貨屋さんだけになってしまった。僕の料理が居酒屋メニューとなるのは、社会状況による必然だった。
 先日、奈良県広陵町の長龍酒造が敷地内に設けた「長龍ブリューパーク」に行った。自社ビールを飲ませるカジュアルレストラン。屋内もあるが、ほとんどは屋外で、テーブルはビールケースの上に板を置いた簡単なもの。芝生広場もある開放的なスペースで、そこにレジャーシートを広げて、その上で飲んでもいい。酒好きにはたまらない店。ビールはビニールのコップで飲み、料理は紙の容器に入っている。大和牛コロッケは、紙に包んであった。
 こんな店には、掘り出し物がある。メニューを見ると、やっぱりあった。ソーセージの西京焼き。名前からして、部ボラ料理にピッタリではないか。。
 さっそく調整した。うちは西京みそ9がないので、冷蔵庫にある麹(こうじ)みそで代用した。ソーセージに切れ目を入れ、みそを塗って1日置いておく。みすを取って、オーブンで焼く。ブリューパークで食べたのも、だいたいこんなもんである。違っていても僕には分からないから、これでいいのだ。。
 ブリューパークのメニューmには、肉とキノコとカシューナッツ炒めがあった。これも食べなくても、作り方は分かりそうだ。食材は並べてあり、それを炒めればいいだけだろう。次に作のは、これだ。〈梶川伸)2022.11.25

更新日時 2022/11/25


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