編集長のズボラ料理(845) すき焼き用牛肉うどん
お正月には、すき焼き食べる。食べなきゃいけないわけではないが、癖になっている。いや、癖になっている気がするだけのことかもしれない。
昨年末はスーパー・ロピアですき焼き用の牛肉を買った。普段は切り落としだが、正月となるとまともな大いな肉を買う。正確に書けば、そうするのが癖になっている気がするだけのこと。
元日はおせち料理を食べる。僕が作る。ただし伝統的なおせちとは言えないので、正月料理と呼んでいる。子どもたちも来るので、それを食べる。だから、すき焼きは2日か3日になる。今回もその予定だった。ところが……。
息子が急に30日に登場した。来るやいなや、31日には帰ると宣言した。大変だあ。
正月料理を前倒しで作り、30日の夜から正月が始まってしまった。フライング正月。
31日の朝は雑煮。そして、「正月、正月」と言いながら朝酒。酔いが回りながら、料理も作った。重箱に料理を詰めると、息子はそれを持って帰っていった。本来なら3段重にするのだが、料理の量が足りず、2段になってしまった。独身だからそれでいいのだが、多分友だちが遊びにくるのだろうから、物足りなかったかもしれない。かくして第1次正月は、紅白歌合戦の大分前にわただしく過ぎていった。
娘夫婦は共働きで、2人とも大みそかまで仕事だった。しかも、夫の方は元日出勤。このため、娘だけが元日に来て、昼から第2次正月がスタートした。この時点では正月料理は完成していたので、夫が帰宅する時刻を見はらからって、3段重を持って帰った。
息子、娘夫婦が一緒になる年もあるのだ、今季はバラバラの正月となった。このため料理が残り、すき焼きは4日夜にずれ込んだ。食べるのは2人。
冷凍していた牛肉を解凍した。大きい。ロピアのすき焼き肉は初めてだったが、他の店で買った例年に比べても、一段と大きい。それに感激してバクバク食べた。でも、食べ切れない。そこで翌日、肉うどんにした。
参考にしたのは、大きなあげが乗ったきつねうどん。正月用牛肉の特徴を生かすには、これしかない。丼からはみ出させて、ズボラの力を見せつけるゾ。
鍋に少しだけ水を入れ、だしの素、砂糖、しょうゆを入れて熱し、牛肉を切らずにそのまま煮る。別の鍋にだしを取り、砂糖、みりん、しょうゆで味をつけて熱してつゆをとるとともに、細切りにしたハクサイを煮る。冷凍うどんをゆで、丼にいれる。ハクサイと一緒につゆを注ぎ、細かく切った細ネギをふる。牛肉の鍋を再度熱し、熱い牛肉をうどんんに乗せて広げる。さらに上におろし大根を盛る。
牛肉は煮ると少し縮み、丼からはみ出さなかった。狙いは成就せず悔いが残った。でも、まだ牛肉は残ってる。次ははみ出し牛丼に挑戦する。(梶川伸)2025.01.08
更新日時 2026/01/08