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寺の花ものがたり(275) 長寿寺(滋賀県)紅葉

2006年11月24日撮影

 滋賀縣の琵琶湖の東には、紅葉の名刹(めいさつ)が多い。昔から永源寺(永源寺町)が知られている。また、湖東三山の西明寺(甲良町)、金剛輪寺(愛荘町)、百済寺(東近江市)も人気がある。
 それに湖南市の長楽寺、長寿寺、善水寺の3つの寺が、湖南三山として加わった。平成の大合併で、湖南市が誕生したのを機に、大いにPRした。そのキャンペーンに引っ張られて、2年連続で訪ねたことがある。そのうちの長寿寺のパソコンの中のメモを引っ張り出してみた。
 1回目は2005年だった。小さな山門をくぐり、本堂までの参道は、片側が紅葉の並木。色は黄色が目立った。本堂で住職自らが、参拝客に本尊の地蔵菩薩について説明していた。湖南三山を売り出そうという意欲を感じた。
 2006年の2回目は、紅葉のちょうど良い日だった。参道は背の高い木の紅葉で、この年は赤と黄色が混じっていた。それにイチョウの黄色も加わってんいた。
 本堂周辺の紅葉も美しかったが、そばの小さな堂の紅葉がさらに良かった。
 本堂でまた住職の話を聞いた。ツアーのガイドが短くするように頼んでいた。老齢で話が長いらしいが、私にとっては急ぐ旅でもないので、気にならなかったが。

◇長寿寺(ちょうじゅじ)◇
 滋賀県湖南市東寺5-1-11。 JR石部駅からタクシーで5分。0748-77-3813。天平年間(729~749)、聖武天皇の勅願によって良弁僧正が創建。西寺の常楽寺に対して長寿寺は東寺と呼ばれる。本尊は地蔵菩薩。入山有料。
(梶川伸)2021.19.14
=状況が変わっていることもありますので、ご了承ください。

更新日時 2021/10/14


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