文化歴史
つつましい山門である。両脇には仁王ではなく、前だれをした小さな石仏が立っていた。参道は馬酔木(あしび)の並木。ちっちゃな白い花は、身を寄せ合うようにして房とな...
雪のある境内で、長靴姿の住職、濱中亮明さんは何度か立ち止まって言った。「どこに立っても体を1回転させれば、少なくても10本の山椿(やまつばき)が見える」。藪椿...
境内の小山は、室町時代の陰陽師(おんみょうじ)、安倍晴明が天文観測をしたという場所という。そこから見下ろすと、エトをモチーフにした巨大な絵馬が、地上に浮かび上...
冬は寒牡丹(かんぼたん)で知られる。36種300株ほどあり、毎年その半分ほどが1月中旬まで花をつける。 寒咲き菖蒲(あやめ)は、寒牡丹と重なり、そして入れ...
小さな山門まで、参道の水仙の淡い香りが導く。境内に入ると、所狭しと草木が覆い、縁取るように水仙の帯が続く。数は多い。 まず、匂(にお)い水仙が咲く。昨年の...
豊中市立庄内公民館(三和町3)は11月19日、日本イレイサースタンプ協会認定 クリエーター・中谷ひさよさんを講師に、年賀状やお年玉袋に押して楽しめる消しゴム...
04年の新年は長谷寺で迎えた。山門から399段の廻廊(かいろう)が続く。観音万燈会(かんのんまんとうえ)の明かりを頼りに登っていく。本堂で午前0時に、十一面観...
江戸時代は戒律を学ぶ道場で、勧学院と呼ばれた。修行僧が起居した比丘寮(びくりょう)の屋根を超えて、1本の山茶花(さざんか)が白い単弁の花をふんだんにつける。樹...
番傘みどり川柳会の2015年10月句会が10月4日、豊中市立中央公民館で開かれた。出席は50人、投句者は5人だった。開会に先立ち、秀作が「みどり秀句抄」として...
「9月になると、葉の中に、1つ2つ花を見つけるようになる。葉が落ちてしまうと、次第に花が多くなり、11月に満開になる。12月に入って、寒さで花の量は減るが、春ま...