寺の花ものがたり
滋賀県・琵琶湖の東側、湖東の紅葉の名所は、永源寺が代表格だろう。次いで百済寺(ひゃくさいじ)、西明寺、金剛輪寺の湖東三山。さらに常楽寺、長寿寺、善水寺の湖南三...
兵庫県丹波市に、「丹波三山」と呼ばれる紅葉の名所がある。高源寺と円通寺、それに石龕寺が加わる。 石龕寺の小さな山門をくぐると、参道は紅葉のトンネルになって...
地蔵院は竹の寺として知られる。細くて背の高い竹が、山門から本堂までの参道の両側を囲んでいる。下は苔(こけ)。緑の中に、紅葉の赤い色が浮かぶ。 竹のすき間か...
彼岸花(ひがんばな)は、境内よりも寺の周りに多い。 南北朝の戦いの時に、楢原氏が南朝に味方していた楠木正成のため、一族を引き連れて参戦した。その戦いに行く...
ダリアの和名は、天竺牡丹(てんじくぼたん)だそうだ。梅雨に入って、雨の合い間に、奈良県明日香を少し歩いた。岡寺に参拝するとダリアが美しい。このシリーズは花の名...
四国88カ所霊場の中で、雲辺寺は1番高い場所にある。標高は約900メートル。 遍路旅の先達(案内人)として、一行を何度か案内した。歩いて登ったこともあるし...
永観堂は紅葉の名所として知られる。京都には紅葉の寺は数多いが、清水寺や東福寺、嵯峨野の寺と並び、代表格の1つとなっている。 境内のモミジの木は3000とも...
四国遍路は88の霊場を巡拝する。これ以外に20の別格霊場があり、合わせると108カ寺となり、人間の煩悩の数となる。 出石寺は別格7番札所で、バス遍路の先達...
遍路と花を組み合わせた旅を企画して実施したことがある。ほぼ毎月のペースで、1泊2日ずつ17回に分けて巡拝した。霊場の花だけではなく、コースに近い花の名所も訪ね...
紫陽花(あじさい)でも知られる寺だが、訪ねたのは時期が終わるころだった。 小さな山門をくぐり、参道を行く。右手は松並木で、左側は紫陽花。一般的な種類の花が...