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心にしみる一言(286) 咲きそういなったくらいが風情があり、咲くと白くて何とも可憐

青谷梅林の梅

◇一言◇
 咲きそういなったくらいが風情があり、咲くと白くて何とも可憐

◇本文◇
 京都府城陽市に青谷梅林があり、花の時期に行ったことがある。木の数は全体で1万本ほどで、結構多い。
 毎年梅まつりをしているが、梅干しを作るための梅なので、観光客で混雑をするほどではない。訪ねた時はピーク前だったこともあり、メーン会場に露店が2つ、少し離れた場所にもう1つ出ていただけだった。
 梅の手入れをしている男性がいたので、話しかけてみた。梅農家ではなく、趣味で梅を育てているという。珍しい梅に凝り、30種類ほどあると話した。
 いくつか見せてもらった。朱鷺(とき)の舞という品種が印象に残った。それは取り上げた言葉「丸い濃いピンクのつぼみが膨らんで、咲きそういなったくらいが風情があり、咲くと白くて何とも可憐」の影響もあった。梅に対する思いが伝わったからだ。
 雲竜梅は枝がうねうねとうねっていた。中国の珍しい梅も見せてもらった。最後に開運という品種の枝を切って、プレゼントしてくれた。(梶川伸)2021.02.05

更新日時 2021/02/05


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