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心にしみる一言(194) 教会は教会として利用するのではないように考え、今津基督教会館と名づけてある

今津基督会館

◇一言◇
 教会は教会として利用するのではないように考え、今津基督教会館と名づけてある

◇本文◇
 遊び仲間で、滋賀県高島市・今津の丁字屋にカモ鍋を食べに行ったことがある。満腹になって、今津の街を散策すると、ウィリアム・ヴォーリズ(1880~1964年)の設計した建物が3つあった。 
 ヴォーリズはアメリカで生まれ、日本で数多くの建築を手がけた建築家。社会事業課、キリスト教の伝道者、メンソレータムを普及させた実業家でもある。
 活動の拠点は近江八幡市で、そこではヴォーリズの建物を何度か見た。今津にもあるのはなぜか。素朴な疑問を抱いて、ヴォーリズ設計の建物の1つ、キリスト教会を訪ねた。
 牧師は親切な人で、建物の中を案内してくれた。「近江八幡にいたヴォ―リスは、対岸のこの地区がどんな場所が興味を持ち、布教に入った」というのが牧師の説明だった。そして、上記の言葉へと続く。
 言葉の通り、教会の入り口には「今津基督(キリスト)会館」と表示してあった。礼拝所は舞台があり、映写機の投影窓の跡もあった。多目的ホールでもある。幼稚園としも使われ、保育所や障がい者施設を運営している。社会事業家としてのヴォーリズの意思を継いでいるのだった。(梶川伸)2019.06.07

更新日時 2019/06/07