高校野球メモリアルパークを高校野球発祥の地記念公園としてリニューアルオープン
豊中市は高校野球メモリアルパーク(豊中市玉井町)を高校野球発祥の地記念公園として再整備し、4月6日に竣工式典を開いた。
夏の全国高等学校野球選手権大会の前身の全国中等学校優勝野球大会が、大正4(1915)年に豊中市玉井町にあった豊中グラウンドで初めて開催された。メモリアルパークはそれを記念して1988年に造られた。市は選手権大会が2015年に100周年を迎え、2018年に100回大会を迎えるのを機にリニューアルした。面積は114平方メートルから445平方メートルの約4倍、に拡張した。
公園の西エリアには豊中グラウンドの門柱を再現したメインエントランスを設けたほか、バットの原料であるアオダモの木の植栽スペースや、豊中グラウンドの解説板・平面図を設置。東エリアには、歴代優勝校・準優勝校名のプレートを掲載した壁を設けた。
式典で淺利敬一郎豊中市長は「地元の皆さんをはじめ多くの皆さんにご協力いただき、高校野球発祥の地記念公園として新たなスタートを切る日を迎えることができました。これからも高校野球発祥の地・豊中を豊中ブランドとして生かし、全国に発信していきたい」と話した。
連盟の高橋順二副会長が「歴代優勝校名のプレートが掲載できる200回大会まで続けていきたい」、朝日新聞社の後藤尚雄大阪本社代表が「豊中で生まれた高校野球の礼節を重んじる精神を受け継いでいきたい」と話した。その後、豊中市少年野球連盟の子どもたちらが西エリアで、新しいアオダモの記念植樹をした。東エリアでは、第1回大会優勝校である京都二中の継承校である京都府立鳥羽高等学校(京都市)や2016年の第98回大会の優勝校である作新学院高等学校(宇都宮市)の部長や監督によって優勝校・準優勝校名のプレートが設置された。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2017.04.06
更新日時 2017/04/06