夫を「イクメン」にする方法①
感謝を伝える――
子育てはホント大変。でも誰も感謝してくれない。せめて夫が「ありがとう」と言ってくれたらいいのに。
でも、待って。そんなママはパパに感謝の気持ちを伝えているだろうか。
わが家の場合。息子が生まれてすぐは毎日必死で、睡眠不足でフラフラ。なのに夫は帰ってくるなり、ソファにゴロン。私はキレた。「何で私ばっかり!」。夫もキレた。「俺だって仕事で疲れてるんや!」
ハッとした。そうか、子育ては大変だけど、家族のために働くのも、とても大変。夫が私のことを「家事や育児をするのは当然」と思っていたように、私も夫のことを「仕事をするのは当然」だと思っていた。
それからは笑顔で「おつかれさま。今日も一日ありがとう」と言うように。次第に、夫の態度にも変化が。帰宅後、部屋が散らかっていると「家にいたのに何で?」と言っていたのが「今日は大変やったなぁ」と共感してくれるように。
イクメンって、どれだけ育児をするかより、妻への気遣いがあるかどうか。いちばんの育児は、夫婦が仲いいことだと思う。
【椹(さわらぎ)寛子さん】豊中在住のライター・コピーライター。2歳男児の母。夫は平日の夫婦2人の弁当と、休日の朝昼晩の食事をつくるイクメン。http://ameblo.jp/mamawriter/
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第7号(2010年10月4日)
更新日時 2010/10/19