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編集長のズボラ料理(105) イモサラコロッケ

イモサラの具や作り方は好みで

 イモサラは好きだ。イモサラダのことである。「イモサラ何を言っているの?」と、ダジャレ混じりに言われそうだが、好きなものは好きだから仕方がない。
 居酒屋さんに行っても、よく注文する。「イモサラダ」などと、しらじらしい頼み方はしない。当然、「イモサラ」で、それほどイモサラとは親しい仲である。
 家でもイモサラを作る。子どもたちも好きで、一緒に住んでいた食べざかりのころは、イモサラとマカロニグラタンが、お腹を膨らませる二大メニューだった。
 僕の家にいつもある食料、食材は、袋入り即席ラーメンがその筆頭の地位を占める。最低でも5袋は常備している。そうでないと落ち着かない。
 ラーメンに次ぐものは、ジャガイモ、タマネギ、卵、ベーコン、メンタイコ、ラッキョウ、チリメン、ツナの缶詰めといったものとなる。最初の4つを使えば、いつでもイモサラができる。イモサラとはそういう関係にある。
 コロッケが好きだ。クリームコロッケより、イモコロッケがいい。一時期、肉屋さんのコロッケを食べ歩いた。その印象は、パソコンに入れていた。
 よく通った小さなギョウザ屋さんで、冷凍食品会社の営業の人と出会った。話しているうち、コロッケも担当していると知った。僕がコロッケを食べ歩いていることを話すと、そのデータがほしいというので、渡したことがある。コロッとも、それくらい親しい関係にある。
 イモサラとコロッケと、1度に2種類を食べるには勇気がいる。2つが似ているからだ。一方では、食べたくもある。似ているので、どちらかを選ぶのが難しいからだ。
 では、どうすればいいのか。そうだ、1つにしてしまえば、難問は解決する。
 ジャガイモをゆでて、つぶす。タマネギの千切り、細かく切ったベーコン、刻んだゆで卵を加え、塩、コショウ、マヨネーズで混ぜて、イモサラを作る。それを小判状に成型する。小麦粉をまぶし、溶き卵を通してから、パン粉をつけて揚げる。ズボラ料理にしては手が込んでいるように見えるが、イモサラができている段階から始めたら簡単だ。イモサラを買ってくるとか。(梶川伸)2014.10.22

イモサラダ イモサラコロッケ

更新日時 2014/10/22


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