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子育てワンポイントアドバイス⑤ 子ども同士のケンカ、どう対処したらいい?

 子ども同士のケンカ、どう対処したらいい?――

 子どもと外で遊ぶ時、心配になるのがよその子とのいざこざ。おもちゃを取ったり髪を引っ張ったりと、やる方でもやられる方でも母親は気が気ではない。そのため、ちょっとした小競り合いが始まると、すぐに子ども同士を引き離してしまいがちだが、豊中市子育て支援センターの地域支援保育士は「慌てて引き離さないで」とアドバイスする。

 「手を出してしまうのは“一緒に遊びたい”という気持ちの始まりなのです」

 他人に興味が出てくると顔に触ったり髪を引っ張ったりする。そんな時は叱るのではなく、大人が手を添えて「なでなで」と頭をなでるなどして、他人と触れ合うきっかけにする。おもちゃをめぐる争いも「待っててね」「貸してね」「ありがとう」などの言葉かけのチャンス。そうした触れ合いを通じて、子どもは友だちと一緒に遊ぶことの心地よさを覚えていくという。

 「相手をたたいてしまったり、たたかれて痛い思いをしたり、仲直りしたり、いろいろな経験を積み重ねて相手のことがわかるようになるのです」

 子どもにとっては、けんかをすることも大切な勉強のようだ。(早川方子)

【ほっぺ】豊中市岡上の町2-1-15、保育士のほか看護師もいる。プレイルームの利用は、月~土、9時~17時15分。育児に関する電話相談は06-6852-5526。
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第5号(2010年9月23日)

更新日時 2010/09/20


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