子育てワンポイントアドバイス④ お母さんが仲間とうまく付き合えない
お母さんが仲間とうまく付き合えない――
子どもが公園などで遊ぶようになると、よその親子と顔を合わせる機会が増える。子どもにとっても母親にとっても友人を見つけるチャンスだが、子育て以上に面倒なのが母親同士の付き合い。母親同士の仲がこじれてしまったために、誰もいない早朝の公園で遊ぶはめになった親子もいるとか。
「仲たがいの原因は取るに足りない場合がほとんど」と話すのは、豊中市子育て支援センター「ほっぺ」の地域支援保育士。「ぶたれた」「オモチャを取られた」といったことを理由に疎外され、泣きながら相談してくる母親は少なくない。
「人や物に手を出すのは好奇心が旺盛だから。“原因”となった子どもを叱りすぎないで、根気よく社会のルールを教えてほしい」と保育士は話す。
また、母親には広い視野をもつようアドバイスする。「みんなと一緒じゃなきゃダメ、と思わないでほしい。母親同士のつながりにこだわらず、新しい趣味やボランティアを始めてみるのもいい。そこで友だちができるかもしれません」
視野が広がれば、ささいないざこざは気にならなくなるはず。子育てにも良い影響を及ぼすに違いない。(早川方子)
【ほっぺ】豊中市岡上の町2-1-15、保育士のほか看護師もいる。プレイルームの利用は、月~土、9時~17時15分。育児に関する電話相談は06-6852-5526。
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第4号(2010年9月9日)
更新日時 2010/09/02