「石の道・いけだ」彫刻めぐり<31>用澤修さん
「石は、長時間の塊であり、自然(じねん)の意思」と語る彫刻家の用澤修さんが作った「時の塊」が池田市の水月公園にある。
「ビックバン以前の高密度に充満したエネルギーの片りんが、150億年の時を経て、人の細胞内にも組み込まれているかも知れない。地球も石も生物も、すべては関連し合い、連続性を持っている」と考えながら制作したという。エネルギーが1カ所に集中し始めている様子を、真ん中の大中小の3つの石で表現した。「1番下の石が接している磨かれた部分は、まさに爆発寸前のビックバン」と説明する。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」56号(2013年10月10日)
更新日時 2013/10/09