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身近な生き物たち㉓ 猪名川に住む生物

川岸付近に網を入れて、生き物を探す参加者

 池田・人と自然の会が7月21日、猪名川の水生生物観察会を開き、同行させてもらった。
 観察ポイントは猪名川運動公園のそばで、阪神高速池田線の高架の下あたりだった。しばらく雨が降っていなかったこともあり、川岸の水深は30センチほど。対岸の川西市側まで、深いところは1メートルを超す場所もあったが、川の流れは緩やかで、網などを使って多くの水生生物を捕獲し、観察できた。
 川面をのぞき込むだけで観察でき、網ですくえば簡単に捕まえることができるのは、オイカワだ。成魚は体長約15センチになるが、この日は数センチの大きさの稚魚が多かった。
 草が茂り、隠れる場所が多い川べりに網を入れると、スジシマドジョウ、ドンコ、メダカ、カマツカなどが見つかった。また、タイコウチやミズカマキリ、ヤゴなどの昆虫や、ミナミヌマエビ、スジエビなども多数見られた。
 捕獲した生き物は飼うことも可能だが、ウシガエル(オタマジャクシも含む)やブラックバスは、生態系を乱す特定外来生物のため、現住個所からの移動は禁止されており、持ち帰ることはできない。(礒野健一)

更新日時 2013/08/05


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