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わが子に伝えたい食卓⑭ 濃縮だししょう油

めんだけでは栄養が偏り夏バテの原因に。写真はキュウリ、トマト、蒸し鶏添え。練りゴマと混ぜると、ゴマだれも手軽に作られる

 これからの季節、出番の多いそうめんや冷やしうどんですが、市販のめんつゆに頼り過ぎるのはあまりおすすめできません。手作りでも、水を1滴も使わないので冷蔵庫で2週間は十分に保存でき、夕食の後片付けをしながら作られるほど簡単。鍋でみりん200ccを煮立て、アルコール分を飛ばしたら、火を止め、しょう油を200cc、切手サイズの昆布を6~8枚、カツオ節(または、混合節)ひとつかみを入れ、荒熱が取れるまで冷まします。清潔な保存容器に移し替え、2日ほど経ったら、昆布とカツオ節は取り出して。あとは市販のめんつゆと同じように薄めて使うだけ。物足りなければ、カツオ節を増やしてみてくださいね。お子さんには水か昆布だしでしっかり薄めてあげると、完了食から幼児食まで幅広く使えます。取り出した昆布とカツオ節は、うまみいっぱいのしょう油味を含んでいるので、再度、水で煮出せば、煮物の味付けにも再利用できて、無駄がありません。
【烏帽子真理さん】池田市在住のフードライター兼食育指導士。化学調味料を使わない、体に優しい家庭料理が得意。英語と食のサークル“hug!”を共催。http://ameblo.jp/communication-hug/

更新日時 2013/06/15


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