夫婦で楽しむWの子育て(23)
◆一から十まで言わなあかんの?
夫に「洗濯物お願いね」と頼んだのに、取り入れてくれただけで、畳んだり、しまったりはしていない。リビングに洗濯物の山ができていた!なんてことはありませんか? 手伝ってくれるのは嬉しいけれど、子どもじゃないんだからもうちょっと考えてよ。一から十まで言わないとわからないの?と思ってしまいますよね。
パパたちに話を聞いてみると、どうやら具体的に言わないとわからない男性が多いよう。「手伝って」ではなく、何をやって欲しいか具体的にひとつひとつ伝えましょう。「洗濯物を取り入れて、こういう風に畳んで、ここのタンスにしまって」
それをずっと続けているとやってくれるようになります。新入社員にはじめて仕事を教える時のように、わかっていないことを前提にすると、こちらもイライラしなくなります。
そもそも夫は妻が「手伝って欲しい」と思っていることすら、言わないとわからないもの。何も手伝ってくれない!と嘆く前に、何をしてほしいのか、具合的に伝えることから始めませんか?
【椹(さわらぎ)寛子さん】豊中在住のライター・コピーライター。3歳と0歳児の母。夫は平日の夫婦2人の弁当と、休日の朝昼晩の食事をつくるイクメン。桂幹人さんとの共著に「だから、あんたは不幸やねん~見方を変えれば、人生は逆転する」(日中言語文化出版社)がある。http://ameblo.jp/mamawriter/
地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第43号(2012年9月13日)
更新日時 2012/09/12