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わが子に伝えたい食卓⑤ 塩サツマイモご飯

米本来の風味も生かす味付けで、焼き魚や味噌汁などはもちろん、ハンバーグなどの洋風おかずにも合う

 我が家の食事作りのベースは“引き算の味付け”です。今回紹介する炊き込みご飯も味付けはミネラル豊富な自然塩のみ。だしと、しょうゆ味の効いたうどん屋さんのかやくご飯も大好きですが、家では塩味のみでシンプルに作ります。といだ米3合に、皮をよく洗い食べやすい大きさに切ってさっと表面のでんぷんを水で流したサツマイモ(中サイズ1本)、塩をひとつまみ加え、いつもの水加減で炊くだけ。ごく少量なのに自然塩が米とサツマイモの甘みをぐんと引き出してくれます。我が家では春のエンドウご飯も夏のトウモロコシご飯も、秋の栗ご飯やギンナンご飯も全部この方法。味付けが物足りなければ、少しの料理酒か昆布を1枚追加。それでも薄く感じるなら、しょうゆやみりんを、様子をみて追加。引き算から始めれば、子どもたちの成長に合わせ、幼少期は薄味、成長期はやや濃い目にと、味付けを変えていけます。
【烏帽子真理さん】池田市在住のフードライター・調理師・食育指導士。化学調味料を使わず、素材からだしを引き出す体に優しい家庭料理が得意。英語と食のサークル“hug!”を共催。http://ameblo.jp/communication-hug/

更新日時 2012/09/14


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