わが子に伝えたい食卓①塩むすび
みなさん、おむすびを何で握っていますか? かわいいキャラクターの抜き型を使ったり、衛生面に配慮してラップで握ったりする方も多いのではないでしょうか。でも、お子さんが「ママ、お腹すいたー!」という時は、きれいに洗ったママの手で、ぜひ直接握ってください。子どもを愛するママの気持ちが手のひらを通しておむすびに伝わり、どこにもない世界1の味の完成です。
きれいな三角形じゃなくても、まんまるでなくてもいいのです。大切なのは心を込めるひと手間。そのひと手間は、子どもたちの舌と記憶に「おふくろの味」として、知らず知らずのうちに刻まれます。2歳のうちの娘は、私が台所でおにぎりを握りだすと「それ誰の?誰の?」と、欲しがって大騒ぎ。そんなシーンもまた、我が家の食育の1コマです。
◇この連載はエボシマリさんが担当します。
【エボシマリさん】池田市在住のフードライター・調理師・食育指導士。化学調味料を使わず、素材からだしを引き出す体に優しい家庭料理が得意。英語と食のサークル“hug!”を共催。http://ameblo.jp/communication-hug/
更新日時 2012/05/10