「石の道・いけだ」彫刻めぐり<14>坂口正之さん
子どものころに夢中になった図画工作やままごと遊びをモチーフにして、坂口正之さんは作品を生み出す。府道箕面池田線(桜通り)にある作品「石器時代からの宅配便」もそうで、1996年に作った。
坂口さんは、これまで鉄板細工で自動車や船、飛行機などの乗り物などを作ってきた。「能勢の御影石を与えられて、原始的な石器時代から文明の発達した現代に、メッセージのいっぱい詰まった玉手箱が届けられた。そんなイメージで作った」と話す。
作品を見た子どもたちは「あっ、自動車のおもちゃ!」と、遊び心が詰まった車に乗り込んでいた。(進藤郁美)
更新日時 2012/05/10