夫婦で楽しむWの子育て⑫
◆おうちの中にママが二人?
休日の公園に行くと、子どもと一緒に過ごすパパたちの姿をよく見かけます。男性の育児雑誌や育児サイトも登場し、子育てを楽しむパパが増えてきましたね。とても喜ばしいことですが、最近子育て施設や学校を取材するとよく聞く言葉が「ママ化したパパが増えている」ということ。
たとえば、子どものケガや友だちとのトラブルを極端に心配したり、小言が多かったり、子どもの成長や発育を他の子と比較して悩んだり……。
子どもにとっては、家の中にママ的役割が二人もいると窮屈ですよね。ママが叱った時にはパパが逃げ場になったり、ハメを外した遊びをしたり。父親にしかできない子どもとの関わり方もあるのになぁと思います。家の中に父親と母親という違う価値観があるほうが、子どもものびのびと育てるはず。
ママはつい自分の育児のやり方をパパにも求めてしまうけれど、「パパはパパ流にやって」と任せてみてもいいのでは? そしてパパたちにはマニュアルなんて気にせずに自分なりの父親像で楽しく子どもに接してもらえたらいいなと思います。
【椹(さわらぎ)寛子さん】豊中在住のライター・コピーライター。2歳男児の母。夫は平日の夫婦2人の弁当と、休日の朝昼晩の食事をつくるイクメン。http://ameblo.jp/mamawriter/
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第30号(2011年9月22日)
更新日時 2011/09/15