編集長のズボラ料理(899) ピーマンのスイートコーン乗せ焼き
冷凍食品で安いなあ、と思うものがある。
まずギョウザ。焼き上がったものではない。あんを皮で包んだ生のもので、自分で焼いて食べる。10個で200円台だから、つい買ってしまう。
ギョウザは包む手間が大変。それをしなくていいのだから、吸引力は強い。最近は羽根つきギョウザまである。僕は自力ではできないので、恐れ入ってしまう。
次に焼き飯。これは完成品で、チーンすればいいだけの手軽さ。中には2人分の量のものもあり、満足度は高く、つい買ってしまう。
そしてスイートコーン。これは生を粒々にしているだけなので、大した工夫はない。ただ、きれいな粒になっているのはなぜだろう。きれいだから使いやすく、つい買ってしまう。
冷凍なのかどうかはわからないが、スイートコーンは洋食料理でよく見かける。奈良市・なら町のレストラン「福よし」のハンバーグでは、良い役割を果たしていた。1人用の熱した鉄板の上に、レアのハンバーグが乗っていて、好みの程度に焼きながら食べる。店員さんが砂時計をテーブルに置き、焼き具合の目安を教えてくれる。意味があるのかどうかは別だが、金のほとんどかからないちょとした演出。
鉄板には、スイートコーン、タマネギ、ブロッコリーも乗っていた。食べ始めると、またちょっとした金のかからない演出。店員さんが言う。「最後は鉄板でガーリックライスを作るので、ハンバーグ、スイートコーン、ご飯を少しずつ残しておいて」。店員さんが1人の鉄板で、ガーリックライスを作ってみせる、4人で行ったので、残り3人はまねをして作っていく。こうしてスイートコーンは、生き残るのだ。
冷凍スイートコーンをボウルに入れ、自然解凍させ、水分をふき取る。小さなさいの目切りにしたベーコン、小さく切ったとろけるチーズを加え、乾燥パセリの粉とコショウをふり、マヨネーズを絞って混ぜる。ピーマンを縦半分に切り、へたの固い部分と種の部分を切り取り、器を作る。器にマヨネーズコーンを詰め、オーブンで焼く。
冷凍では、パスタも安い。ピザも安い。エビのイカも海鮮ミックスも。だから、つい買って手抜きをしたくなり、料理への熱も冷めてしまう。(梶川伸)2026.09.05
更新日時 2026/09/05