このエントリーをはてなブックマークに追加

編集長のズボラ料理(891) 加賀キュウリのあんかけ

しょうゆの代わりに白だしを使って、もう少し薄い色にした方がよかった

 遍仲間の夫婦が自宅の庭で、野菜を育てている。土を大量に入れたから、本格的である。収穫した物が、時々回ってくる。
 前回は、遍路仲間の一杯会の時のキュウリだった。集まったメンバー5人に分配するため、重いのにわざわざ運んできた。もちろん僕も、ありがたくいただいた。
 次の日から、さっそく料理に使うことになった。奥さんの方は料理の名人だから、お礼を兼ねて、作ったキュウリ料理の写真を、ラインで送ることにした。
 まず、キュウリとミニトマトと玉子焼きのマリネ。料理は見飽きているからか、反応がない。続いて▽キュウリいっぱいポテトサラダ▽キュウリとミョウガの豆鼓炒め。連日のレポート。そして、あらかじめ漬けておいた漬け物で、もらったキュウリを使い切った。でも反応がない。
 最後の日、恐れていたことが起こってしまった。元同僚の定年後ファーマーから、収穫物が届いた。その中にキュウリも入っていた。ご近所さんに分配したが、大分残った。もちろんキュウリも。そこで、キュウリ料理は延長戦になった。やけくそで名人へも追加報告を続けた。
 追加1回目はキュウリとツナの南蛮漬けだった。この時、思わぬことが起きてしまった。僕はウリが大好きだ。スーパーで手ごろな大きさのものを買った。と思ったのだが、うちに帰ってよく見ると、何と「加賀キュウリ」と書いてあった。大変だあ、またキュウリが増えてしまった。
 とても太いキュウリで、見た目はウリである。僕が間違うのも無理はない。食べたことはないので、食べ方も知らない。大変だあ。追加1回目の写真とともに、友人に報告した。
 何と、それに対して反応があった。それは、加賀キュウリの調理法だった。さすが、名人。これは作れという命令と同じだから、指示に従った。
 加賀キュウリは皮をゼブラに切る。縦半分に切り、種の部分をのぞいて、厚めの半月状に切りる。鍋に濃いめのだしを取り、加賀キュウリを煮る。味つけはしょうゆ、みりん。煮上がったら、皿に並べる。鍋にだしを取り、シイタケの薄切りを入れて煮る。味つけはみりん、しょうゆ、おろしショウガ。最後の溶いたカタクリ粉を加えてとろみをつけてあんを作り、加賀キュウリにかける。そのままでもいいが、夏だから冷やして食べた。
 実は名人の指示には、川津エビも使っていた。これは手抜きをした。その代わり、シイタケを使った。
 名人は兵庫県明石市に住んでいる。川津エビは明石海峡のエビで、明石市の魚介類中心の商店街「魚の棚」で買うらしい。僕が住んでいるのは京都・奈良の府県境。魚の棚まで行っていられない。キュウリとの格闘に忙しいのだ。(梶川伸)2026.08.07

更新日時 2026/08/07


関連リンク