夫婦で楽しむWの子育て⑧
◆夫に矢印向いていますか!?
子育てに、家事に、仕事に忙しい毎日を送っていると、つい夫のことは後回しになりませんか。「子どもの世話は私がやらなきゃいけないけれど、夫は大人だし自分のことは自分でしてよ!」「私がこんなに大変なのをわかってよ!」と。もちろんそうです。夫は大人なので、あれこれ身の回りのことをする必要はありません。でも、大人でも、「自分に関心が向けられていない」と感じるほど悲しいことはないのです。
「子どもの自尊感情を高める」と最近よく言われます。「何があってもあなたのことが大好き、そのままのあなたでいいよ」と子どもに声かけをして、抱きしめる。夫にも、そんな気持ちで接してみませんか。「何がっても頼りにしているよ、あなたのことが大切だよ」と(口にはなかなか出せなくても)態度で示してみましょう。疲れた顔をしていたら「どうしたの?」と声をかけるだけでもいいのです。「私はいつもあなたのことを気にかけているよ」。その気持ちが伝われば、夫婦の空気が変わるかも?子どもに向けている矢印の、ほんの一部でも、夫に向けてみませんか。
【椹(さわらぎ)寛子さん】豊中在住のライター・コピーライター。2歳男児の母。夫は平日の夫婦2人の弁当と、休日の朝昼晩の食事をつくるイクメン。http://ameblo.jp/mamawriter/
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第22号(2011年5月26日)
更新日時 2011/05/21