文化歴史
春には100種1000株の牡丹(ぼたん)が美を競う。それに比べると、寒牡丹は20株ほどで、ささやかである。それも一斉に咲くわけではない。しかし、冬の境内ではす...
番傘みどり川柳会の2016年11月句会11月6日、豊中市立中央公民館で開かれた。出席は57人、投句者は1人だった。秀作が「みどり秀句抄」として、同人誌「番傘み...
山門をくぐって、冬枯れの参道を登っていく。庫裏(くり)に着くと、南天(なんてん)の赤い実が目に入る。白壁を背景にして、たわわに下がる房は、実に鮮やかだ。 ...
寺を訪ねたのは、11月末の好天の日だった。30歩ほどの紅葉の気が、日を浴びて燃えていた。 江戸時代から明治時代にかけての女流歌人、太田垣蓮月尼が晩年を過ご...
「冬は花のない時期なのでありがたい」。住職の大谷康文さんは山茶花(さざんか)の木に感謝する。 庫裏(くり)の前に2本。どちらも柔らかなピンクの花で覆われる...
小さな集落にある小さな寺。無住の寺で、住職は西禅寺の森口光堂住職が兼ねる。小さな本堂の前に、1本の銀杏(いちょう)の木が立っている。葉の1割程度が、喇叭(らっ...
本堂の縁に置かれた木のいすに座って、住職の國司(くにし)禎相さんは語り始めた。目の前は、虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)から名をとった庭園「虚空園」。「虚空蔵菩薩...
日蓮が亡くなったのは10月13日。その時に桜が咲いたという言い伝えがあるそうだ。それが御会式桜(おえしきざくら)。命日の法要を御会式と言い、その名前を取ってい...
江戸時代の画家、伊藤若冲生誕300年記念講演会「若冲その画業に迫る」が10月18日、講師に京都嵯峨芸術大学特任教授の佐々木正子さんを招き、豊中市立アクア文化ホ...
田畑が広がる田園地帯に、ぽつんと寺がある。住職の垣見宗裕さん自らが、葉刈りをしていた。「ローカルな寺なもんで」。菊まつりを前に、躑躅(つつじ)などの手入れをし...