東日本大震災:サービスエリアで託された思い
豊中市消防本部は、東日本大震災の被災地である岩手県大槌町へ緊急消防援助隊を派遣した。地震発生直後に23人が救助工作車などで被災地に出発し、その後22人が増員され、計45人が救急活動を行った。
大槌町に入る手前3キロメートルは道路も使用できず、救助資機材を背負って徒歩で町に入ったという。遠野市で後方支援にあたった仲宗根岳志さんは「現地に行く途中、前沢のサービスエリアで食事をした。代金を払う際、現地の人が受け取ろうとせず、『がんばってください。岩手をよろしくお願いします』と言っていたのが印象的だった」と話した。豊中市消防本部ではさらなる増強要員の派遣を予定している。(早川方子)
更新日時 2011/03/28