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消防援助隊が知らせた両親の無事

 池田市消防本部の消防隊員5人が大阪府の緊急消防援助隊(第1次)に加わり、東日本大震災の被災地、岩手県釜石市で捜索活動にあたった。

 只越町の避難場所では隊員の富岡健さんが避難していた夫婦から「携帯電話が全くつながらない。池田市に住む娘にどうか私たちの無事を伝えて欲しい」と頼まれた。富岡さんは救助隊の拠点から池田市の娘さんに電話で連絡。両親の無事を伝えると、娘さんは「本当に良かった」と泣いて喜んだという。被災地の状況について伊藤弘隊長は「経験したことないくらい悲惨な状態。生命が存在しないような感じだった」と話し、富岡隊員は「町の原型が分からないくらいだった」と話す。 =情報提供・池田市

(進藤郁美)

更新日時 2011/03/28


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