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ちょっと味見を(961) 満寿形屋のかけうどんとサバずしのセット

満寿形屋のかけうどんとサバずしのセット

 10年ほど昔、若者向けの食の情報誌を見ていると、京都のサバずしの特集を組んでいた。トップに紹介されていたのが、出町柳・桝形商店街の満寿形屋だった。1度行ってみたと思っていたが機会がなく、やっと先日行ってみた。
 下町の食堂といった印象を受ける店だった。人気があると聞いていたので、正午開店のところ11時はんごろに行ってみた。店の前に床几(しょうぎ)が置いてあって、すでに2組座って待っていた。開店時刻になると、待っている人は10人を超えていた。
 サバずしで知られる店だけに、ほとんごの客はかけうどんとサバずしのセット(1000円)を頼んでいた。うどんはやや細め。かまぼことトロロ昆布、ネギが乗っている。つゆの色は濃く、だしがよくきいている。
 サバは2切れ。分厚いサバで、たっぷりのご飯を押している。サバはあまり強く酢でしめてはいないので、脂がのっているのがよくわかる。酢飯はやや柔らかめで、これも酢は強くなく、少し甘め。セットではなく、サバずし2切れのメニューがある。これを作るさにに、中心からはずれた部分などをセットように使っているので、値段を抑えられているのかもしれない。
 たべている最中に、サバずし1本を買いに来ている人がいた。値段は日によって変わるらしいが、この日は1本6000円で、高さに驚いた。(梶川伸)2017.09.21

更新日時 2017/09/21


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