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ちょっと味見を(951) 氷室の氷

 京都市・下神神社に行った折、本殿の手前で「氷室の氷」の表示を見つけ、お参りの後で寄ってみた。「さるや」という名前の茶店だった。
 神社には昔、氷を保存する氷室があった。そのことから、店のかき氷を「氷室の氷」と名づけたという。イチゴミルク(700円)はしゃれていた。氷はきめ細かく、フワフワと柔らかく感じる。山のように盛られ、ミルクがかけてあった。イチゴはジャムで、別の容器に入って運ばれてきて、自分で氷にかけて食べる。穏やかな甘みだった。ほうじ番茶が背の低い茶碗に入れてあったが、これも粋に思った。(梶川伸)2017.09.10

更新日時 2017/09/10


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