ちょっと味見を(908) ひもの備長梅左衛門
変わった干物だと思った。テレビで紹介されて知った。天日干しではなく、備長炭のではさんで水分を抜く干物だった。「ひもの備長梅左衛門」という名前で、和歌山市に行く機会があった際、製造している高下商店を訪ね、買ってみた。
干物というイメージはなく、半生といった食感だった。ツボダイ、サーモンといった脂分の多いものが、味が濃縮されて僕の好みだった。ただ、太陽に焼けたような固さはないので、物足りないと思う人がいるかもしれない。(梶川伸)2017.07,28
更新日時 2017/07/28