編集長のズボラ料理(214) クミン・キャベツ
炊事場の蛇口の右上に、開き戸の棚があり、3段に分かれている。1番下は瓶入りの香辛料などの置き場にしてある。僕が買ったものがほとんどだが、1度ちゃんと調べてみることにした。
手前にはよく使うものが並んでいる。鶏ガラスープのもと、七味唐辛子、粉チーズ。黒コショウと白コショウは、瓶自体がコショウをする容器になっている。カレー粉は、日本の会社のものと、外国のもの。塩もクレージーソルトともらったばかり琉球の塩。
2種の塩の後ろが恐ろしい。小さな瓶に入った塩が列を作っている。レモン塩は天ぷらの時によく使うが、そんなに減らないので、まだ半分くらい残っている。瓶に書いてある字の通りに示すと、やき塩、焼塩ごま味、焼塩しそ味、焼塩のり味、焼塩こんぶ味。焼塩グループは友人にもらったが、キャップが開いているものはほとんどない。別の場所に、普通に使う赤穂の天塩が大きな容器に入っているので、焼塩グループまで手が回らない。東京オリンピックの時にも、しぶとく残っているのではないか。
さらにその後ろに、瓶に入れたゴマと、コンブの粉、青ノリ、そして、何だか分からないが、また塩のようなものが出てきた。長い間使ってないので、塩だと確信がもてない。
ハーブのコーナーを見る。カルダモン、パセリ、ターメリック。マジョラムはまだ使ったことがないし、何に使うか知らない。袋詰めだったのを瓶に入れ替えたタカノツメもある。残り2つだから、よく健闘している。ラー油は瓶がネチョネチョする。まだ辛いのだろうか。
ナツメグ、バジルは結構使う。クミン、シナモン、タイム。有機クローブを最後に使ったのはいつだったか。サンショウの粉は好きだ。実そのものも冷凍庫に入っている。有機クローブは粒のようなものだが、2~3粒は減ったか。パプリカ、袋入りのすりゴマ、ローリエの葉、ブラックペッパーの実。
1番奥の方を見る。あれ、有機クローブがまた出てきた。全く手をつけていない。2つの瓶で10年はもつ。あれ、またサンショウの粉。好きだからなあ。五香粉はふたが開いていない。オレガノ、岩塩。また茶色いもの。これも塩と推定できる。
以上。調査結果は、利用法を知らないものは、買うな。
そこで、久し振りにクミンを取り出す。キャベツの緑の部分を中心に、食べやすい大きさに切り、ゆでる。味付けはコンソメスープの素、塩少々、クミン。実に簡単。たまには使ってみるもんだ。(梶川伸)2016.09.10
更新日時 2016/09/10